【受験生向け】高専とは、どんな学校?頭いいの?【卒業生が全解説】

この記事では、《高専とは、どんな学校なのか、どんな学校生活を送っているのかについて、卒業生の僕が経験談などを交えつつ解説していきます。
  • 高専って聞いたことあるけど、どんな学校なんだろう?
  • やっぱり頭いいの?
  • どんな感じの学校生活なのか、卒業生の声を聞いてみたいな

こういった疑問に答えます。
この記事を書いている僕は、5年前に明◯高専(機械工学科)を卒業し、新卒で三菱◯工に入社。そして、現在はIT企業に転職し、エンジニアとして働いています。
ところで、高専卒という話をすると、よく聞かれる質問があるのですが…

高専卒について、よく聞かれる質問

高専ってどんな学校なの…?なに勉強するの…?

そこで、この記事では『高専』について、僕の経験談を交えつつ、深掘りして解説していきます。
※本記事は、『高専とは、どうな学校なの?』と疑問に思っている、中学生やその親御さんに向けて書いています。

高専とは、どんな学校?【卒業生が全解説】

高専とは、どんな学校?【卒業生が全解説】
そもそも、『高専ってなに?』って方が大半だと思います。
おそらく、『ロボコン』って言葉を聞けば、なんとなくイメージして頂けると思いますが、簡単に言えば『エンジニア』になるための学校って感じですね。

【概要】高専(正式名称:国立高等専門学校)について

高専の正式名将は『国立高等専門学校』でして、略して『高専』と呼ばれることがほとんどです。
一般的に、多くの中学生は高校に進学し、3年間学ぶかと思いますが、、、高専は、5年のカリキュラムとなっていて、高校と比較して2年間長く学びます。
下記が、高専の概要をまとめたモノです。

高専の概要
制度創設
及び
経緯
昭和37年度産業界からの強い要望に応えるため、実践的技術者を養成する高等教育機関として高等専門学校創設平成3年度高等専門学校制度の改正(卒業後に称号〈準学士〉付与、分野の拡大、専攻科制度の創設)
目的 深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成する
修業年限 本科5年(商船学科は5年半)、専攻科2年
入学対象 中学校卒業者
教員組織 校長、教授、准教授、講師、助教及び助手
教育課程等 1)一般科目と専門科目をくさび型に配当して、5年間一貫教育で、効果的な専門教育を実施。(卒業要件単位数は、167単位以上。ただし、商船学科は、147単位以上。)2)1学級40人編成で、学年制を採用
称号 高等専門学校卒業生は、準学士と称することができる
学位 専攻科を修了した学生は大学評価・学位授与機構の審査を経て、学士の学位を取得できる

引用:独立行政法人国立高等専門学校機構公式サイト
一番の特色としては、15歳という年齢から専門的な知識、技術を学べる点でしょうかね。
普通科の高校では地理や歴史といった、ぶっちゃけ将来役に立たない勉強をしないとですけど、、、高専は、一般科目の勉強時間が少なく、大学とほぼ同程度の専門的な授業が多いです。

【教育】高専の専門学科について

高専は、5年間の一貫教育なので、『一般科目』+『専門科目』のどらも勉強します。

  • 一般科目:数学、物理、化学、国語、地理…etc
  • 専門科目: 機械工学、 材料工学、電気・電子工学、建築…etc
    ※専門科目は、学科ごとに異なります

各高専には、これから紹介する専門学科のうち3~7学科が設置されていて、受験する際にどの学科を希望するか選びます。(大学受験と同じ感じです)
学校毎に学科の呼び名は多少異なりますが、大きなくくりで言うと…
『機械、電気・情報、化学・生物、土木・建設、建築、商船、その他』
といった感じに分かれます。こんだけ幅広いと、自分が興味のある分野が1つはあるんじゃないですかね?(ちなみに、僕は機械工学科でした)

機械・材料系学科
  • 機械工学科
  • 機械システム工学科
  • 機械システム工学科マテリアル環境工学科

…etc

電気・電子系学科
  • 電気工学科
  • 電気電子工学科
  • 電気工学科電子制御工学科

…etc

情報系学科
  • 情報工学科
  • 制御情報工学科
  • 人間情報システム工学科

…etc

化学・生物系学科
  • 物質工学科
  • 生物応用化学科
  • 物質環境工学科

…etc

建設系学科
  • 都市システム工学科
  • 環境都市工学科
  • 建設システム工学科

…etc

建築系学科
  • 建築学科
  • 建築デザイン学科
商船系学科
  • 商船学科
その他
  • 生産システム工学科
  • ものづくり工学科
  • 総合工学システム学科

…etc

【レベル】高専の偏差値は、高めです

高専の偏差値は、他の高校と比較しても、基本的に高めの水準です。
なので、ある程度の学力がないと入学することは難しいですかね、、、。
※僕は、推薦入学で運よく入れました。感謝
参考までに、偏差値上位の高専は下記の通りです。

偏差値 高専名 地域
68 明石工業高等専門学校 兵庫
67 奈良工業高等専門学校 奈良県
67 久留米工業高等専門学校 福岡都
67 鈴鹿工業高等専門学校 三重県
67 徳山工業高等専門学校 山口県
67 群馬工業高等専門学校 福岡県

引用:高校偏差値.net

よくある疑問:『高専卒』と『大学卒・院卒』の違いってあるの?


ところで、以下の質問もよく聞かれますね。

高専卒で、よく聞かれる質問

『高専卒』と『大学卒・院卒』の違いってあるの?

コレに関しては、すべて解説すると1記事分くらいになってしまうので、この記事では要点だけお伝えしようかと思います。

  • 高専生の給料事情 ⇨ 大企業における高専生の給料は高卒以上、大卒以下
  • 高専生の仕事量・質 ⇨ 大企業における高専生の仕事の内容・量は院卒と変わらない
  • 高専生の出世 ⇨ 高専生が出世するのは、少し難しい

ざっくりこんな感じですね。
そして、もう少し簡単に言うと以下の通りです。

  • 給料は大卒より低いが、十分貰える
  • 仕事の内容・量は、学歴関係なし
  • 出世は、あまり期待しない方がいい

※あくまで、僕が前の会社で感じたコトなので、参考程度に見て頂けたらと。一応大手にいたので、他の大手企業も同じような待遇かと思います。

余談:高専の男女比は、偏りがちです【女子少なめ】


高専の男女比ですが、基本的に女子は少なめです。
ただし、学科ごとで男女の比率に差があるので、建築系など女子が多い学科もあります。
参考までに、某高専のデータを掲載しておきます。

引用:入学者数・収容定数・在学者数

MEMO
ちなみに、僕のクラスは最終的に女子2人でしたね…。(機械科なので)
でも、上記のデータを見る限り、女子の割合が増えているなと感じます。

【暴露】5年間の学校生活について、少し語ります


ダラダラと概要について解説しましたが…
ここからは、少し僕の経験談をお話しするので、肩の力を抜いてリラックスして見ていただけたら幸いです。

テスト前はメチャクチャ大変な話(僕だけかも)

高専は、テストの赤点が60点以下と非常にハードルが高いため、普段から勉強している人はいいですが…
僕の場合はサボっていたので、テスト前は戦争です。
キッチリ書いてあるノートのコピーを集めたり、過去問入手で大忙しです、、、。
ですが、僕が言うのもなんですが、鬼難しい問題はあまりでないので、テスト前にちゃんと勉強すれば大丈夫です。
また、追試等の救済処置もありますし、勉強する意欲さえあれば正直なんとかなるので、『入ってから大変そう…』という理由で諦めるのはオススメしないです。

高専あるある
テスト期間は、購買のコピー機に列ができる。

課題やレポートが多い話

課題やレポートが多い話
これは、高専ならではのコトかと思います。
1年生の時は、一般科目の授業がメインなので、レポートはほとんどないですけど…
学年が上がるにつれて専門教科や実習の授業も増えてくるので、それに伴って課題やレポートも増えていきます。

MEMO
課題やレポートについては、将来就職して会議資料やレポート資料を作成をする際に役立つので、学生時代から慣れておくといいですよ。

クラス替えがない話【当たり前】

みなさんご存知かもしれませんが、高専に『クラス替え』はありません。
各学科約40人で始まり、留年や退学をしない限り、卒業までの5年間はずっと同じメンバーです。

MEMO
余談かもですけど…
クラスでイジメとか起こらないですし、僕も5年間過ごしましたけど、そんな話一度も聞いたことないので、安心してもらって大丈夫かと思います。本質的に、まじめで良い人が多いです。

高専4年で研究室に配属され、5年時に卒論として発表する話

高専4年で研究室に配属され、5年時に卒論として発表する話
こちらに関しては、入ってすぐの話ではないので、あまり参考にならないかもですけど…
高専の4年生には、自分が所属する研究室を決めることになります。少し大学っぽいですよね。
そして、配属先の研究室で何かしらのテーマで研究をし、その研究結果を卒業前に発表するといった流れですね。
なんとなく、『大学みたいに研究とかするんだ』ってことが伝わっていれば、僕としては幸いです。

まとめ|高専は、わりとオススメです

まとめ|高専は、わりとオススメです
今回の記事はこれくらいにします。
最後に、冒頭でもお話した、よく聞かれる質問についてですが…

高専卒について、よく聞かれる質問

高専ってどんな学校なの…?なに勉強するの…?

僕の回答としては、一言で言うと『ものづくりエンジニアになるための学校』ですかね。
もちろん、高専に入ったからといって、必ず『ものづくりエンジニア』にならないといけない訳ではないですし、実際、僕も『ものづくりエンジニア』から『ITエンジニア』に転職しました。
なので、ご安心ください。
ただ、一つ言えのは、『高専を選んでよかった』ということです。
なので、この記事を読んだ方で、高専受けるか迷っていると言う方は、ぜひ受験してみてくださいね。

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